タトゥー首

日本では腕や脚にタトゥーを入れる場合が多いのですが、最近は海外にならって首にタトゥーを入れる人も増えてきました。ただ、腕や脚に比べて目立ちやすいため、就職活動などを機に首のタトゥーを除去したいと考える人も多いようです。

そこで今回は、首のタトゥーを除去する際の注意点や施術方法などをご紹介します。

首のタトゥー除去の注意点

首には多くの神経や血管が走っていますが、外頸静脈以外はそれほど浅い組織に存在しないので、深く切りすぎたりしなければ安全に施術することは可能です。

ただ、皮膚を切開して除去する方法だと傷跡が目立ちやすいところが難点。

さほど大きくないタトゥーでも、真皮層の深い部分に傷ができると発症する「肥厚性瘢痕」になりやすい傾向にあります。肥厚性瘢痕は投薬治療やレーザー治療、場合によっては手術による治療が必要になることもありますので、切開によるタトゥー除去は避けたほうがよいでしょう。

特に広範囲のタトゥーを切除法で除去するのはNG。見た目はきれいに仕上がったとしても、施術の影響で肩こりや偏頭痛などに悩まされるケースが少なくありません。

小さいもので、かつ方向も良ければ切除法で除去するのもありですが、範囲が広い場合や向きに問題がある場合は他の施術法を採用したほうがよいでしょう。

また、頸部には大事な神経や血管が多く走っているため、他の部位に比べて施術も困難を極めます。実際、手足に入れたタトゥーの除去には対応していても、首のタトゥー除去はNGというクリニックは少なくありません。そうなると選択肢も限られてきますが、首のタトゥーの除去施術を行っているクリニックならどこでもいいというわけではないのです。

施術法の種類にかかわらず、技量の足りない医師が施術を行うと傷跡が目立ったり、施術の後遺症が残りやすくなったりします。施術方法以上に、医師の技量に重視してクリニックを選ぶことが重要なポイントといえます。

施術法について

首のタトゥー除去に向いているのは?

先ほど切除法はおすすめできないと説明しましたが、ではどんな方法が首のタトゥー除去に向いているのでしょうか。

タトゥー除去には切除法のほかに削皮法や皮弁法、植皮法などがありますが、比較的リスクが少ないのは皮膚と一緒にタトゥーの墨を除去する削皮法です。切除法に比べると皮膚を切り取らないぶん、広範囲のタトゥーでも除去することが可能ですし、植皮法のように他の部位に傷跡が残る方法でないところがメリットです。

ただ、完全にタトゥーを除去しようと思うと深く削らなければならず、ケロイド状の傷跡が残ってしまいます。

そのため、タトゥーを9割程度まで削った後、残りは「マクロファージ」の作用に委ねるのが一般的です。

マクロファージとは、人間の体内にもともと存在する白血球の一種で、タトゥーの墨を分解・吸収する作用があるとされています。マクロファージが吸収できる墨の量には限度がありますが、削皮法によってあらかじめ9割の墨を取り除いておけば、あとはマクロファージだけでもかなりタトゥーを目立たなくすることが期待できます。

首のタトゥー除去の費用相場

タトゥー除去の費用は基本的に施術部位ではなく、施術の種類と範囲によって個別に設定されています。タトゥー除去は健康保険が適用されない自由診療であるため費用はクリニックによってまちまちですが、ここではおおまかな相場を紹介します。

   

施術法 サイズ 価格
レーザー
(1回あたり)
5cm×5cmの
タトゥーの場合
約3万円~5万円
切除法 5cm以下 約10万円~15万円
削皮法 5cm×5cm
タトゥーの場合
約10万円~20万円
植皮法 5cm×5cm
タトゥーの場合
約25万円~30万円

なお、施術の種類は首のタトゥー除去に対応しているものからピックアップしています。向き不向きはタトゥーの状態によって異なりますので、どの施術方法を選ぶかは医師と相談して決めましょう。

タトゥー除去の施術例

首のタトゥー除去の施術例をいくつか紹介します。

症例1. 首の後ろのこぶし大ほどのタトゥーを削皮法で除去

首の後ろにこぶし大くらいの大きなタトゥーが入っていた20代女性の症例です。

タトゥーの色はかなり濃い赤色で、皮膚の深い層まで入っていたため、レーザー治療だけでは筋彫りがはっきり残ってしまう可能性が高いことが予想されました。

そのため、削皮法で真皮層の中間あたりまでの皮膚を削り、タトゥーを除去することに。かなり深くまで削ったため、傷跡は残りましたが、タトゥーは目立たなくなったそうです。

症例2. 首の後ろに入った大きなタトゥーをレーザーで除去

首の後ろにバーコード柄のタトゥーが入っていた男性の症例です。黒色だったので、「ピコレーザー」と呼ばれるレーザー機器でタトゥーを除去することになりました。

当初はさほど変化は見られませんでしたが、回数を重ねるごとにだんだんタトゥーの色味が薄くなり、最終的にはほぼ目立たない状態に仕上がったようです。計12回の照射で日数もかなりかかりましたが、傷跡が残らないぶん仕上がりがきれいになりやすいところがレーザー治療のメリットでしょう。

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